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結論:冷蔵庫は開けなければ数時間もつ。だが復旧が読めないなら電源が要る

停電したとき、冷蔵庫の中身が何時間もつかは「扉を開けないこと」でほぼ決まります。 逆に言えば、何度も開ければ一気に短くなります。 そしてもう一つ重要なのは、停電が何時間続くかは事前に分からないということです。

まず今すぐやること

  1. 冷蔵庫・冷凍庫を開けない。これが最も効きます
  2. 保冷剤や凍った食品を冷蔵室に移す(開けるのは1回だけにする)
  3. 復旧の見込みを電力会社の停電情報で確認する
  4. 復旧後は、庫内の温度が戻るまで再び開けない

どのくらいもつのか

冷蔵庫(410Lクラス)の1日あたりの消費電力量は688Wh前後です。 これは庫内を冷やし続けるために必要なエネルギーで、停電するとこの供給が止まります。

扉を開けなければ庫内の低温はしばらく保たれます。ただし 気温・庫内の詰まり具合・機種によって差が大きく、「何時間」と一律には言えません。 夏場の高室温では短く、庫内がぎっしり詰まっていれば長くもちます。

判断の目安として、「復旧の見込みが立たない」「夏場である」「乳幼児用の食品がある」のいずれかに当てはまるなら、 中身を守ることより先に電源の確保を考えたほうが確実です。

停電中に冷蔵庫を動かすには何が必要か

ここで多くの人が誤解するのが、「容量(Wh)が大きければ動く」ではないという点です。 冷蔵庫が動くかどうかを決めるのは定格出力(W)と瞬間最大出力(W)です。

項目冷蔵庫(410Lクラス)の目安
定常運転時の消費電力94W
起動電力メーカー公表値なし

容量別に何時間動かせるか

公称容量をそのまま割ると実際より長く出ます。DC→AC変換のロスを見込んだ実効係数0.85で計算しています。 また冷蔵庫は常時フル稼働ではなく断続運転のため、稼働率0.33を見込んでいます。

ポータブル電源の容量冷蔵庫の稼働時間の目安
500Wh 約 13.7 時間
1000Wh 約 27.4 時間
2000Wh 約 54.8 時間

※ 実効係数0.85での試算。気温・開閉回数・機種により大きく変動します。

冷凍庫の場合

冷凍庫(上開き・100L)は定常100W・起動時メーカー公表値なしが目安です。 冷凍庫は冷蔵庫より庫内温度が低いぶん、開けなければ冷蔵室より長くもちます。 ただし一度溶け始めると再冷凍しても品質が戻らないため、「もつかどうか」より「溶かさないこと」を優先してください。

備えるならどの規模か

冷蔵庫を止めたくないだけなら、大容量よりも起動電力に耐えられる出力を優先してください。 一方で、エアコンや電子レンジまで含めて「停電中も普段どおり」を目指すなら、必要な規模は一段上がります。 どこまでを守りたいかで答えが変わります。

電源より先に用意しておきたいもの

ポータブル電源は数万円の買い物ですが、その前に数千円で効く備えがあります。

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停電 冷蔵庫

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この記事の数値の出典

  • 変換ロスの実効係数 0.85:出典

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